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測量現場でペンコンピュータを使う。

WingneoINFINITY Ver.2(以降WNI2)の測量基本ライセンスをPDAに持ち出せば、地形測量に特化した「WingneoIFINITY電子平板」として使うことができます。 編集機能はWNI2のCADを継承しつつも、ペン操作でストレスなく観測および作成作業が行えるよう数多くの工夫を加えています。 ■図形がTS観測で描ける ”観測後に作図編集”ではなく、『観測したものが図形になっていく』環境を機能にしています。線分1本を描く場合にも、WNI2のスナップモードに加え、TS観測した位置にスナップさせることができます(左)。 ■マルチ観測(複数線を現地移動にあわせて観測・作図) 道路周辺施設や水路・法面、民地との境界地物など複数の線要素を測る場合にも、地物測定のための移動のしやすさを最優先に複数属性線を観測していくことができます。 ■WNI2-CADのコマンド履歴や確定、1点戻るなどのWNI2では右クリックやキーボードを要する操作も 電子平板ではワンタップで呼び出せるようにしています(右)。 現場で両手フリーの状態で作業ができるキャリングケースと落下防止を兼ねたウェストポーチで、現場PC本体・大容量バッテリー・無線通信機など必要な機材をコンパクトに格納できます。

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CAD+TS

“CADは線が描ける”そして”TSは点が測れる”電子平板は、この2つを機能的に融合し、現場で線を描くツールとしてTSを使うことができます。 左 地形図には、道路線や側溝などの図式や特殊線、田畑や防犯灯などを表す図式・地形記号を描きますが、電子平板では、図式や特殊線・地形記号を選択して観測するだけでどんどん地形図を作っていくことができます。WingneoINFINITY ベースの測量CADコマンドも搭載されているため、事務所作業と同じく、ペンタップで線や記号を作図・編集することもできます。 右 マルチ観測を使えば、複数の線観測を同時進行で測量していくことができます。各線の「どこまで測ったか?」をわかりやすく表示し、どの線の続きを測定するかを選ぶだけで複数の属性線ができていきます。ミラーマンの現地での移動のしやすさ・TSの旋回操作のしやすさ・作業時間を考えた測り方が可能になります。マルチ観測の途中に、文字やマンホールを配置したり、集水桝を描き加えたりといった割り込み作業も可能です。

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TS観測と計算

WingneoINFINITY 電子平板では、TSを使って次のことができます。 ①放射観測 器械-後視の指示もグラフィック表示されます。地形測量のデータは観測データとしても保管されています。観測時には、新点への「最終点名+1」の呼び出し機能や電柱などでの「オフセット」指示、先端地物観測などに使える「分割観測」など便利なツールも搭載されています(左)。 ②対回観測 高精度な観測データの収集には対回観測をお使いいただけます。対回のセット内容をパターン登録でき、対回完了に必要な観測データの一覧が作成され順次測定していきます。観測終了後には、そのまま結合トラバースの計算に移ることも可能です(右)。 ③杭打ち 画面上で目標点をタップして測定をすると、目標までの前後・左右の移動距離が表示されます。 TS側から見た位置・ミラー側から見た位置を切り替えることもできます。

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2つのメモ機能

WingneoINFINITY 電子平板には、「ポイントメモ」と「落書きメモ」の2つのメモ機能が搭載されています。 ■ポイントメモ ペンタップした位置にテキスト+スケッチ(ファイル読み込みにも対応)を残すことができます。 WingneoINFINITY Ver.2に搭載されているメモ機能と共用されており、帰社後にメモ確認しながら細部の編集をするなどに使えます。 ■落書きメモ 作業への”慣れ”などから観測や図形作図ですべてをまかなえない場合に、フリーハンド(落書き感覚)で地形図上に直接メモを書き加えることができます。(電子野帳からのシステムアップのお客様に好評です。)帰社後に図面を開くと、落書きメモのレイヤーに分かれて扱われるので、CAD編集作業の参考データとして気軽に使うことができます。

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帰社後のデータ

帰社後は現場データをWingneoINFINITY Ver.2で起動します。電子平板データがあるとシステムが自動的に同期をとり、観測していた図面データはもちろん、野帳データや計算ワークなどもワークデータにまとめられた形になります。 図面編集は電子平板とCADシステムの操作性・データ構造が同じですのでそのまま継続が可能で、 翌日さらに現場作業が続く場合にも、最新の編集状態のままJOBを切り替えて作業を続けることができます。

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