
初代 Wingneo® INFINITY から培ってきた測量システムの新しい形
― 現場作業と事務所作業の融合 ―
       そして
地図の利用環境は日々刻々と変化し、その重要性は増してきております。
Wingneo® INFINITYは測量・設計・登記に係る業界のみならず、
より高精度な地図を必要とするすべての業界へ作成作業の効率化と
地図情報の有効活用を提案するシステムへと進化していきます。
搭載機能 抜粋
現場合成 ―大規模化にも分業にも役立つ機能
Wingneo® INFINITY Ver5 では、「現場合成」を可能にしました。
共同作業の選択の幅がさらに広がります。これまでのネットワーク上で1つの現場1つの図面を同時編集する共同作業に加え、別々の現場でもワーク単位で現場データを合成する新機能が登場しました。これにより現場の基礎データ作成を自宅や出張先の別のPCで行ったり、他社と協力してデータ処理する場合にも、効率的に1つの現場に作業を集約することが可能です。
現場合成画面
作業種類ごとに同一と判断する設定が可能
ラスタの文字部分をOCR認識【オプション】 ラスタの有用性を拡大
ラスタ編集に「OCR(文字認識)」機能をオプション搭載し、図中の地番や距離、注釈も簡単にCADの文字列データに変換できます。
また登記情報取得サービスなどから得たラスタに、区画形状の読み取り作業前でも区画の情報表を配置できるようになり、ラスタでの調査素図原図作成等の活用幅が広がります。
文字認識結果を確認しながら確定
ラスタでの調査素図原図作成等の活用幅が広がります
身近になるクラウド
これまで現在処理中の現場データの退避や外出先でのマップビュアによる測量情報の共有として使用していたGoogle™ Cloudマッピングサービスの機能をさらに拡充し、現場に付随する任意のファイルのやりとりがクラウドサービスを介して可能になりました。
現地調査システム「WingField-GT」で収集する現地調査情報の事務所への集約も、クラウドサービス経由で行えるようになりました。
現地調査ファイル・調査情報持ち出し
WingField-GT「現地調査」への情報持ち出し
地籍整備事業の促進に資する
国土交通省が進める地籍整備事業の一環である「都市部官民境界基本調査」業務に対応するため、地籍調査システムの各種計算及び成果品が本業務の記載要領に対応しました。また本業務の電子納品において、工程管理及び検査規程(平成25年3月29日改正)に合わせた格納ルールに対応しました。
地籍調査工程に応じた新規帳票ワークを搭載
街区点成果の数値ファイル出力
土地家屋調査士 新電子署名
公開鍵暗号およびデジタル署名について、現在広く使われている暗号化規格は、より高度で安全性証明されたもの(SHA-2)へ世界的に移行していきます。SHA-2に対応した新たな土地家屋調査士電子証明書での電子署名が可能になりました。
地積測量情報XML作成時の署名
オンライン申請時のファイル署名
CADプロパティの追加
選択しているデータのプロパティを簡単に変えられるようになったINFINITYのCAD。平面図などで特にニーズのある「標高」や「半径」の要素が新たなプロパティとして加わり、これまで以上の直感操作を可能にしました。
図形種類ごとに設定可能データが拡張
CAD:描画設定でのデータ確認強化
CADデータを構成するレイヤー・ペン・色・層・図形・面・フォント・線種などのあらゆる要素において、データの有無による一覧表示が可能に。余分なデータが無いかの確認や、誤った属性付けをしていないかの確認をあわせて行えるようにしました。
使われているペンのみを表示した例
CAD:配置文字列に「+1」
「撮影-1」「撮影-2」「撮影-3」のように、文字に数値を加算した配置を可能にしました。
配置文字に連続して「+1」
CAD:寸法条件を一括管理可能に
目的によって様々な配置方法がある寸法線の作図条件をまとめて管理できるようにしました。タイトルをつけて複数の条件が保管できるため、図面種類や担当者別による条件の利用が簡単になります。
寸法条件の一括書き込み
CAD:座標表
既存の座標表から重複しないように座標を抽出し、新しい表に合成したり、CADデータやラスタOCR処理から得た文字列で座標を生成し、まとめて座標表にできるようにしました。
既存座標表をクリックするだけで取り込み
CAD:特殊線の末端伸縮が可能に
特殊線図形の構成点(始終点)位置を編集する際に「伸縮モード」を追加し、再作成せずに編集できるようにしました。
特殊線の条件を保持したまま伸縮
区画選択の強化
用地測量や地積調査で多用する区画(筆界)の選択を強化しました。「コの字」形や飛び地などでも区画面へのクリックでデータ選択が可能になります。
複雑な形状の区画もより直感的に選択可能
基盤地図情報ダウンロードデータ
国土地理院「基盤地図情報ダウンロードデータ仕様書第4.0版(JPGIS2014(GML)形式)」に対応し、公共地図データが標準機能でCAD利用できます。
(基盤地図情報ダウンロードデータの利用には、国土地理院サイトでの利用者登録・利用申請等が必要です。)
レイヤー分けされて取り込まれた様子
路線:2点IPによる路線
路線計算データの作成が2点から可能にしました。
CAD上での路線作成や、MMS計測データ上での路線など、より効率的に作成可能になります。
2点構成による路線作成
路線:幅杭既知点を路線に+杭登録
路線の幅杭データに既存の座標を指示すると、中心線データへの垂線位置が+杭登録できる機能を搭載しました。
幅杭ワークから中心線への連動
基準点:GML版 成果ファイルに対応
基準点関連の成果表ファイルの出力形式に「国土地理院 基準点測量製品仕様書(GML版)」を追加しました。(GML形式のデータ整備に関する情報は国土地理院サイトを参照してください。)
GML形式の成果ファイルに対応
国有林トラバース:標準帳票の追加
国有林トラバースの各計算に「平成24年林野庁測定規程 付属4 様式第37号(その2)」に即した標準帳票を追加しました。
標準帳票の追加
電子平版:区画登録の搭載
電子平版で区画の登録・削除を可能にしました。対回観測機能とあわせて、視覚的にとらえながら高精度な筆の作成が可能になります。
電子平版での区画登録
WingField-GT連携:立会の強化
地権者との立会日程と座標を関連づけて持ち出すことを可能にし、現場写真を立会写真や点の記の近景・遠景として持ち帰ることが可能になります。
WingField-GTへ立会日程の持ち出し
電子平版:LN-100による杭打ちが可能に
株式会社トプコンのLN-100用の杭打ちパネルを追加し、ワンマンでの杭打ち作業が行なえるようになりました。バッテリー/チルト状況やプリズムのロック状態を把握しつつ現在位置(プリズム)と杭打ち目標位置をわかりやすく表示した作業が可能になります。
LN-100を使った杭打ち
実施調査書:中国地区対応版
「不動産調査報告書(実地調査書 中国地区対応版)」オプションが追加され、WingField-GTで収集した現地調査内容や書式内データを連携した報告書の作成に対応しました。
実施調査書 中国地区対応版オプション
電子平版:レイヤーバーと図形端点表示
CAD編集作業と同様の「レイヤーバー」を表示可能にしました。また図形の端点をワンタッチで強調表示する端点描画ボタンも追加しました。
電子平版にレイヤーバー
不動産登記・供託オンライン申請
平成27年2月23日に改訂された法務省不動産登記・供託オンライン申請様式に対応し、登記識別情報通知に二次元バーコードを表示する機能を追加しました。
二次元バーコード表示の新様式に対応
