座標変換・補正シミュレーションと計算

座標変換・補正シミュレーションと計算

WingneoINFINITY Ver.2(以降WNI2)には、座標変換・補正をシミュレーションする「座標変換・補正検討ツール」と、各種座標変換・補正計算プログラムがあります。

測量・登記業務の基盤となる座標には、測地系(日本測地系・測地成果2000・測地成果2011)と座標系情報と座標値が発注機関の成果目的に一致している必要があります。
そのため現場に応じた座標変換や補正を使い分ける必要があります。計算には、測地成果2011に対応した「PatchJGD」・「PatchJGD(標高版)」や、セミダイナミック補正、TKY2JGD、アフィン変換やヘルマート変換などがあります。

WNI2にはこれら多種の座標変換・補正の結果をシミュレーションする「座標変換・補正検討ツール」が搭載されています。このツールでは、発注者からの座標データや区画・結線データを読み込み、各変換・補正を行った場合、距離移動量や方向角、辺長や面積がどのようになるか?をあらかじめ調べることができます。
また、PatchJGD・PatchJGD標高・セミダイナミック補正・TKY2JGDのようなパラメータ使用タイプの変換・補正を用いる場合にはパラメータ自体が持つ「要注意箇所」を色分け表示させ、最適な変換・補正をするための参考とすることができます。

左下画面:座標変換・補正検討ツール画面:各変換・補正を計算し、結果のデータ比較が可能。座標管理とは別にシミュレーション内容をファイル保存できます。
右下画面:PatchJGD計算画面:計算で使用されているファイル番号も表示されます。パラメータ重複エリアでのパラメータ優先設定や、海上等、パラメータのエリア内かどうかの判別も可能。

カテゴリー: 測地2011   パーマリンク